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石膏(せっこう、gypsum)は、硫酸カルシウム

石膏(せっこう、gypsum)は、硫酸カルシウム(化学式CaSO4)を主成分とする鉱物。

硫酸カルシウム(無水物)は、融点 1450 ℃ の無色の結晶で水にほとんど不溶。比重 2.96。カルシウム塩水溶液と硫酸塩水溶液との複分解により、66 ℃ 以下では2水和物CaSO4・2H2O、それ以上では無水和物が得られる。

また、水酸化カルシウムと硫酸の中和によっても得られる(沈殿)。


天然には硫酸カルシウムの1/2水和物がバサニ石(CaSO4・0.5H2O)、2水和物が石膏(CaSO4・2H2O)、無水物が硬石膏(CaSO4)として産する。

これら硫酸カルシウムの各水和物および無水物を一纏めに「石膏」という場合もあるので注意を要する。

化学石こう(合成品、2水和物相当)の2008年度日本国内生産量は5,688,769t、工業消費量は117,126tである

硫酸カルシウム・1/2水和物(CaSO4・1/2H2O)を半水石膏または焼石膏という。

天然物は、バサニ石(bassanite)といい土壌中及び溶岩内から発見されている[2][3]。

半水石膏は、水と化学反応し二水石膏に変化する。骨折時の治療用具としてのギプス、型取り用の石膏は、粉末状の半水石膏を水と反応させ、二水石膏(単に「石膏」ともいう)として硬化させたものである。

日本薬局方では「焼石膏」として記載されている。

豆腐の凝固剤としても用いられており、中華人民共和国南部や台湾などでは「豆腐花」など、日本では絹ごし豆腐といった柔らかい豆腐の製造に適する。これは溶解してイオン化し、塩析効果を発揮する速度が苦汁よりも遅いため、濃厚な豆乳の全体を均質に凝固させやすいからである。

硫酸カルシウム・2水和物(CaSO4・2H2O)を二水石膏、軟石膏、または単に石膏(gypsum、狭義の「石膏」)という。
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二水石膏は、加熱(160°C~170°C)により水分を失い、半水石膏に変化する。

天然には、温泉作用や閉じ込められた海水からの岩塩の形成に付随して生じる。比重2.23の無色の結晶。硬度1.5~2。水に難溶。単斜晶系に属する。

天然には単結晶のほかに結晶集合体が生じ、透明のものを透明石膏(セレナイト、selenite)、繊維状のものを繊維石膏(satinspar)、細かい粒状のものを雪花石膏(アラバスター、alabaster)と呼ぶ。セレナイトは窓用として、アラバスターは彫刻の素材として古来より用いられてきた。また、排気ガスの脱硫過程、燐酸系化学肥料の製造工程でも生じるため、これらは回収される。

また、生薬として漢方薬に配合されたり、防火用の石膏ボード、彫刻などに使われる。

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2009年06月19日 05:21に投稿されたエントリーのページです。

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