力士の下腹部がよく発達して突き出たタイプをいう。語源はアンコウのボテボテした、腹の大きい状態に似ることによる。アンコウが詰まって(短呼)“あんこ”に。本物の鮟鱇型とくれば、竹製の花器の一種で力士とは無関係。
単に“あんこ”といえば、東北地方・北陸地方で兄・長兄を指し、伊豆大島では娘・婦人のこと。同じ方言なのに地方によって性別が違うというのは珍しいが、伊豆大島の“あんこ”は姉子(アネゴ)の変化だから女性となる。北海道の一部でいう「姉っ子」は、イワナの仲間のオショロコマのことで、アマゴのような小さい朱点があることから女性と見立てたもの。
もう一度相撲に戻って、四十八手の中で釣り・魚に関係あるものに、「網打ち」がある。これは「投網」を打つさまに似ていることに由来するが、「鯖折り」にはどんないわれがあるのだろう。
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